如何なものかと思う

家で産れたジャンガリアンハムスターです。

ムチムチの6兄弟です。(画像の他に3匹おります。)

現在生後3週間で私の親指サイズです。

目も開いて自分でもごはんを食べられるようになりましたが、お母さんのお乳をまだ一心不乱に飲んでます。

これが後2週間もすれば親から離せます。

 

さて、私が今とても腹が立っている事があります。

私の立場は問屋ですが、色々な付き合いがあるので仲間や取引先の方やお客様など、多方面から情報を頂けます。

6月くらいからジャンガリアンハムスターの大半の輸入が止まってしまい、最近になって台湾から少しずつ輸入されているようです。

一部ヨーロッパからも入っています。

私の所は基本韓国便なので、輸入のジャンガリアンハムスターは入ってません。

ブリーダーさんがいるので現在は少量ですが国産で賄っております。

 

私が何を怒っているかというと、輸入のジャンガリアンで小指程の大きさしかないベビーを販売しているショップがあるとの事で、これに対して非常に腹立たしく思っている次第です。

まず小指サイズというと生後2週間程度のベビーです。

家の子は生後3週間なので私の親指サイズとなります。

目もつい最近開きました。

小指サイズって・・・目もまだ開かない大きさです。

いや、逆に台湾輸入の生体は、小さい割に月齢がいっているので、実は生後3週間以上なのかもしれません。

確かに同じ月齢の生体を比べると、餌の質の問題なのか一回り以上大きさが違います。(家のブリードの生体と比べて)

そうだったとして、小指サイズのジャンガリアンハムスターを普通販売しますか?

ショップなので当然その生体を卸した問屋があるという事です。

卸す問屋も問屋ですが、それを何の疑問にも思わずポップを付けて販売するペットショップもペットショップです。

ここまでくると動物虐待レベルです。

生後3週間のジャンガリアンでも、まだ母親のお乳を飲んでます。

親から離すにしても生後5週間目程度が望ましいです。

それが小指サイズって・・・繁殖をさせた経験のある方は分かると思いますが、それは絶対にありえない事です。

 

実は台湾からの生体は基本サイズが小さいです。

その為、基本は直ぐに販売する事はせず、数週間様子をみてしっかりした大きさになってから販売をします。

これは私の付き合いのある輸入問屋さん全てが同じことをおっしゃります。

それなので基本は台湾から生体は入れないと、やはり皆さん同じ事をおっしゃります。

ちなみに輸入がこのような状況になってしまい、とある輸入問屋さんは一度台湾からジャンガリアンを入れました・・・見事小指サイズが来てしまい、二度と買わないとため息交じりに仰っていました。

さらに他の輸入問屋さんでは、現地のブリーダーから「日本はスモールを好む」と言われたようで・・・いやいや・・誰だよそんな事言ってるのは・・と、

そして皆さん閃きました。

「あの魚屋かぁ・・」と・・・

実際はあの魚屋だけでなく、数社の問屋が小指サイズのジャンガリアンを卸しているとの事で情報は入ってます。

当たり前の事ですがかなりの数のハムスターが死んでいるようです。

 

そもそもペットショップ側もこのようなサイズののジャンガリアンが送られてきたら、直ぐに問屋に対してクレームを言うべきだと思います。

しかし現状は何の疑問も持たず、ポップを付けて販売してしまいっている現状です。

更に酷いのが、小指サイズのジャンガリアンが生後1カ月程度と記載されているようです・・・

 

小指サイズ、親指サイズと言っても、この大きさではまだ親から離す事はできません。

こんなサイズのジャンガリアンが販売されている現状を見つけたら、動物虐待として通報して良いレベルだと思います。

都道府県で動物関係の事を管轄している行政は違います。

保健所だったり、動物愛護センターだったり、動物管理センターだったり、あとは政令指定都市は県管轄では無く市の管轄になります。(東京都は区の場所で分かれているようです。)

群馬県は玉村町の動物愛護センターが管轄しております。

分からない場合は検索で「〇〇県 〇〇市 動物取扱業」で調べると、動物取扱責任者の申請ができる場所が出てくると思います。

基本はその場所で動物関連の事を相談できます。

 

犬猫ばかり目が行きがちですが、小動物や鳥の状況も非常に悪いです。

ここ数年で本当に酷くなってきてます。

それは鳥や小動物のプロが商売をしているのでは無く、爬虫類屋や魚屋が手を出してきたのが原因です。

そしてペットショップ側も犬猫ばかりで、鳥・小動物の知識や経験が乏しい事です。

動物愛護法の改正で、今度は何かの資格が必要だとか何とか言ってましたが、私は環境省に電突して言いました。

「犬猫の資格など持っていても一生涯使う事は無い」と。

そこまで資格だなんだかに拘るのだったら、各分野ごとに資格を作れてと言いました。

それに合格できなければ、その種の生体は扱えないようにしろと。

例えば鳥の資格、小動物の資格、爬虫類の資格、犬の資格、猫の資格と分ければ良いと思います。

また鳥でも雛を育てる為の資格や、小動物もウサギ・ハムスター・ハリネズミ、フクロモモンガなど多種いるのですから、その種ごとに資格にしたり、爬虫類だってカメ、トカゲ、ヘビなどで分ければ良いと思います。

しいて言うなら机の上のお勉強だけでは無く、実技があっても良いと思います。

インコだったら、雛から育てて手乗りにしなさいみたいな感じで、1羽だけで無く10羽育てて持ってこいと、ここまで厳しくしても良いのでは思います。

逆にここまで厳しくして、それでも這い上がってきた業者だけが商売をすれば、ペット業界も良い状況になるのではと思ってます。

やはりプロがやる商売でなければダメだと思います。

 

私と関わっているショップさんは言います、他の問屋は信用できないと。

私の所にくる一般のお客様は言います、ペットショップは信用できないと。

どうしてこうなってしまったのか・・・

世間ではペットショップ反対という声も耳にします。

私もその意見に賛成です。

でもただ反対と言っている人達とは内容が違います。

私がいらないといっているのは、素人のペットショップの事です。

プロがやるべき商売であれば、こんな意見も出なかったのだと思います。

動物の命を預かる以上、扱う人にはもっと経験を、もっと知識を積み重ねて頂きたいと切に願っております。

 

まぁ文句ばかりだとあれなので、

デグーのクリームベビー達、すくすく育ってます。

他の兄弟より細くて心配していた白い子も、元気いっぱいです。

ちょっと安心しました。

 

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