最低限やるべき事

本日の入荷です。

ミニウサギ・ネザーランドドワーフラビット

十姉妹(明日から雌雄判別します。)

 

台湾産のゴールデンハムスター・・・今朝見たら10匹ほど転がってました・・・

餌も特別に作って、ミルクも与えて、全部のゴールデンが食べたり飲んだりしている姿は確認してます。

それでも死んでしまいます。

あの大きさだと生後10日~2週間くらいです。

家で産れた生後3週間のゴールデンより2周りくらい小さいのでそのくらいの月齢だと思われます。

普通に考えれば母親のお乳を飲んでいる月齢です。

生後3週間の家のゴールデンベビーは親から離れて単独行動をしております。

それを考えると何故後1週間でも2週間でも親といさせなかったのか・・・

 

以前産地の文鳥に対して文句を度々言ってました。

何故後1週間親に育てさせないのかと・・

羽も生えていないような文鳥の雛を送ってくるなと・・・

 

もうバカとしか言いようがありません。

台湾の業者も産地の文鳥やセキセイインコのブリーダーも、たった1週間、2週間親といさせるだけで良いのに、何故親から離して出荷してしまうのか。

本当に「お前バカなの?」と、本人達の目の前で聞いてやりたい気分です。

その1週間なり2週間の親といる時間は、特に小さい小動物や鳥とってはとても大切な時間です。

たったの1週間なり2週間の違いだけで体も大きくなり免疫力も強くなります。

あんな親指サイズのゴールデンを親から離せばどうなるのか。

羽も生えていない文鳥の雛を親から離せばどうなるのか。

人間でいえばろくに自分でご飯も食べられない子供を、お前はもう一人立ちだと放り出されるようなものです。

もし自分が同じ立場になったらどうなるのか・・・良く考えてもらいたいものです。

 

私は少しでも不安に感じたり、自分の直感で危険と感じた生体に関しては、自分が安心するまで育ててから販売しております。

インコの雛も巣から出せば必ず餌付けをしてから販売をしております。

もちろん今回入荷の台湾産のゴールデンハムスターも、自分が安心と判断できるまでは販売しません。

しかし色々と問題のある業者達は、このような状態の生体でもさっさとペットショップに出荷してしまいます。

自分達が赤字を背負いたくないからと、本来は1週間でも2週間でも状態をチェックしてから販売しなければならないのに、入荷して直ぐに出荷してしまいます。

それでも大丈夫な生体は良いのですが、やはり体の小さい成長がしきれていない動物を販売してしまうのはいささか如何なものかと思います。

 

本来親と一緒にいさせなければならない月齢の生体を、さっさと出荷してしまい、そしてそれがペットショップの店頭に並んでいる現状があります。

小指サイズのジャンガリアンハムスター、親指サイズのゴールデンハムスター、いがぐりサイズのハリネズミ、手のひらサイズにもみたないチンチラ、あげればきりがありませんが、こんな生体が平気でペットショップに並んでポップが付いて販売されております。

販売する方は「小さいくて可愛いですよ」とか平気でお客さんに笑顔で接客しております。

 

私もこの業界におりますので、何処が何を入れて何処に卸した情報などは直ぐに入ってきます。

そして何処でどの生体が大量死したかの情報も直ぐに入ってきます。

ペットショップでの大量死の話も実は輸入元・問屋でしっかりメンテナンスしていれば回避できた事例が多々あります。

メンテナンスされていない生体を渡されたショップ側も災難ですし、まぁ結構手遅れな生体も多いのですがショップ側も直ぐに店頭に出して販売してしまうのも問題があります。

ショップ側もしっかりとした知識やちゃんとした生体管理を行い、メンテナンスされていない生体が入荷してしまった時にはそれをきちんと説明をし、輸入元や問屋などにクレームを言わなければなりません。

当然反撃してくるとは思いますが、それを打ち負かすくらいの知識や経験をしっかり身に着けて頂きたいと思います。

 

犬猫業界は販売月齢制限や頭数制限など、一部のいい加減なブリーダーや業者のせいで大分厳しく締め上げられているようです。

鳥・小動物業界もとばっちりを受けない為にも、鳥・小動物を扱う全てのブリーダーや業者には意識を高く持って頂きたいと願ってます。

仮に鳥の雛の販売月齢制限が30日にされたら・・・大半のブリーダーと業者は積みますね。

30日巣箱に入れておいたら・・・もう飛び出して逃げて行ってしまいますからね。

問屋の大半はブリーダーから買ってますから、ブリーダーから来る鳥は生後30日過ぎた状態です。

当然ペットショップも同じです。

私はどうかと言うと、元々育成をしたり馴らしたりしているので今まで通り、なんら変わる事はありません。

普通に数カ月育成や訓練をしたりしてますからね。

3~4週間くらいは親に育てさせてますし、そこから1~2週間程度なら餌付けとして普通に挿し餌してます。

何時も通りの事なので何にも困る事はありません。

 

そんな事にはならないよう、小さ過ぎる生体は販売しないように心がけて下さい。

 

台湾産ゴールデンハムスター・・・立ち上げが済むまでに何匹生き残る事やら・・・

 

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