今日のお客様のご来店で、オキナインコの「おくら」とタイハクオウムの「たいたい」は接客業に励んでおりました。
っが、イベント経験も数回程度で我々以外とはほとんど接していない2羽は、直ぐに私の所に来てしまいダメダメでした。
熟練のモモイロインコの「ももちゃん」がお手本を見せてくれましたが、何だかんだ「たいたい」が邪魔してくれて「ももちゃん」ご立腹です。
そこで今度は「たいたい」のお友達、ワカケホンセイインコの「ぽんた」の登場です。
知らない人には容赦しない「ぽんた」なので、接客業としてはダメですが、裏方仕事ならお手の物です。
「たいたい」の事なら俺にお任せ!
普段はっちゃけている「たいたい」ですが、知らない人がいると猫を被ったように大人しくなります。
そんな「たいたい」に・・・
今日の動画
https://www.instagram.com/p/B8nft_hg_ev/
「ぽんた」の猫鳴きでぐいぐいいきます。
普段は「たいたい」に追いかけまわされる「ぽんた」ですが、今日は真逆でしょぼくれている「たいたい」に「ぽんた」の優しい?愛情表現です。
「ぽんた」の猫鳴きは大人になってからはあまり聞かなかったのですが、今日久しぶりに連続鳴きを聞きました。
ワカケホンセイは神経質で知能も高く、一般的には馴らし難いと言われている鳥です。
神経質な鳥は警戒心が強いため、それも一つの理由にあるのだと思います。
しかし逆を言えば非常に頭の良い鳥なので、しっかり向き合って接していれば自然と馴れてくれます。
個人的にはヨウムと同等クラスの知能指数があるのではと思ってます。
もしワカケホンセイインコを育てる事があれば、しっかりこの鳥と向き合って育ててあげて下さい。
ワカケホンセイを馴らせた時、この鳥ほど面白い鳥がいるのかと思うくらい、ワカケホンセイインコの魅力に魅かれると思います。
ワカケワールドは馴らせた人だけが味わえる特権です。
わたくし、少し前にブチ切れた「ぽんた」に襲われて結構な流血騒動になりました。
そして私もブチ切れて「ぽんた」と戦って、それ以来かなり険悪状態でした。
これではいかんと思い、私も「ぽんた」もちょっとやり過ぎてしまったと反省をし、お互いに少しずつ歩み寄る事にしました。
「ぽんた」は口笛が好きで、現在外の繁殖の為に外の小屋に行ったオカメインコの「ぱる」と一緒に何時も歌ってました。
「ぱる」がいなくなってからあまり歌わなくなっていたので、毎日「ぽんた」に口笛を聞かせてます。
それから「ぽんた」もまた歌うようになって、口笛を聞かせている時はとても優しい顔をするようになりました。
その前は完全に私を殺しにくるような眼をしてましたからね・・
最近の「ぽんた」は私を襲わなくなり、また私の前でもワカケワールドを見せてくれたりと、少しずつコミュニケーションが取れるようになりました。
「ぽんた」が私を襲うのは本能で仕方ない事です。
何しろ自分のメスを横取りにきたオスの立場が私ですからね。
「ぽんた」は自分の番であるメス、つまり私の嫁さんを守る立場にあるので、それは近づけば攻撃してくるのは当たり前です。
しかも頭の良いワカケホンセイです。
「ぽんた」も自分の立場の方が弱いのは分かっているので、自由時間(放鳥タイム)には精一杯自分の番にアピールし、精一杯自分の番を守ろうとしているのだと思います。
あいつは行く先々で欲しいと言われ、それを死守してさっさと「ぽんた」と名付けて育てました。
本当に私にべったりで何時も甘えてきて、未だに小さい頃の動画を見ながら1人微笑んでおります。
初めて襲われた時には本当にショックでしたね。
襲われたりしましたが、それでもワカケホンセイインコという鳥の神髄を教えてくれたのも「ぽんた」です。
今年、また雛が入ってきたら育てようと思います。
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