酷い話

本日の入荷です。

ロップイヤーラビット

 

ネザーランドドワーフラビット

ミニウサギ

 

酷い話と言うのは可哀想なタイハクオウムの話です。

家にいるNewタイハクと同時期に輸入された子だと思います。

運が悪く色々と問題ばかり起こしている魚屋に行ってしまったそうです。

そしてとあるペットショップが買ったそうです。

そのタイハクオウムを見た方からの話ですが、見た瞬間に「あっ、死んだな・・」と思ったそうです。

ソノウが拡張し過ぎてしまう病気と、ソノウが少し赤くなっていたのでソノウ炎にもなっているのではと仰ってました。

そしてそれとなく聞いた時に愕然としてしまったそうです。

私も聞いた時に出た言葉は・・・「バカじゃね」です。

聞いた感じでは大きさは多分家にいるNewタイハクと同じくらいの大きさだと思います。

そのタイハクオウムに50ccも餌を飲ませていたとの事でした。

更に魚屋の説明だと、「餌が消化しきれなくてももっと食べる鳥だから、50ccくれても大丈夫」との事をショップ側に説明したそうです。

馬鹿正直に真に受けたショップ側は、言われた通りに管理をしたそうです。

 

まずタイハクオウムに50ccも飲ませるバカはいません。

ちなみにこの馬鹿魚屋、初めはタイハクオウムに80cc飲ませていたそうですね。

それで死んだので50ccにしたのでは・・・と思ってます。

タイハクはあんな感じの甘えた鳥なので、ちょっと餌を貰ったくらいでは甘えて「あーあ」言ってます。

確かにそこで勘違いをして餌を飲ませてしまう事はあります。

ただ多少飲ませ過ぎても大丈夫と言えば大丈夫です。

次の餌を与える時に消化の度合いで適量に戻せば問題ありません。

しかし常に大量の餌を飲ませ続けるとどうなるのか・・・

 

まずソノウが拡張し過ぎて元の大きさに戻らなくなってきます。

そうする事でちゃんと餌を胃に送り込む事ができなくなってきます。

またソノウが下がってしまい餌溜まりが出来てしまいます。

いわゆる食滞になります。

そうする事で今度はソノウに炎症が起きてしまい、ソノウ炎で餌を食べられなくなり、与えても吐き戻しをするようになります。

仮にソノウが拡張したまま大きくなってしまうとどうなるか・・・

本来ソノウは大人になるにつれてどんどん小さく、と言うか延びなくと言うか、膨らまなくなってきます。

風船をちょっと膨らませるくらいなら空気が抜けた時に元の大きさに戻りますが、ギリギリまで膨らませて空気を抜くとビロビロになりますよね。

あんな感じを想像して下さい。

餌を飲ませ過ぎるとそれに似た感じになります。

常に大きくソノウが膨らみ、消化と共に小さくなります。

しかしそれを続けるとソノウがたわんだ状態になってしまいます。

そのたわんだ部分に胃に送り込めない餌が溜まってしまいます。

結構この状態になった鳥は多く見かけます。

それは・・・卵を輸入して孵化をさせた鳥に多く見られる症状です。

餌を与える回数を減らしたいから、一度に入れる量を多くしてしまうのが原因です。

餌なんて決まった適量を消化したら与えるを繰り返せば良いだけの事です。

何度かそんな鳥を見てきましたが、大体そうなった鳥は若鳥になる前に死んでいるか、若鳥になっても何かしらの原因で数年で死んでいるかでした。

何かしらの原因とは、一番聞くのが吐き戻しを毎度するので、何かの拍子に戻した餌が気管に入ってしまって急死するが多かったと思います。

羽が生えそろってしまいうと、ぱっと見た目では判断し難いですからね・・・

 

先日そんな話を聞いてしまって・・・せっかく産れて育ったのに、行く所を間違えて殺されてしまったのだと思うと・・・可哀想で仕方ありません。

家に来てくれれば・・・「たいたい」みたいな立派で愉快なタイハクオウムに育っていたのだと思います。

 

モモイロインコの「ももちゃん」の出来事でも言えます。

不慮の事故で生きているのがやっとだった「ももちゃん」ですが、こうして我が家で5歳の誕生日を迎えました。

しかし同じ便できたモモイロインコは・・・ペットショップの管理不足で1歳くらで亡くなってしまいました。

「ももちゃん」は「この子は私達でないと育てられない」と言われ、私の所にやってきました。

ようはそのくらい危険な状態だったという事です。

ペットショップに行ったモモイロインコは、「ももちゃん」より立派で大きく、何ら問題も無かったので2カ月程度だったか輸入元さんで立ち上げて納品したそうです。

私も一度見た事ありますが、「ももちゃん」とは比べ物にならないくらい立派でした。

そのモモイロインコが何で死んだかと言うと・・・エアコンの風がガンガン当たっていて、それが原因で亡くなったそうです。

 

鳥も人と同じで、良い業者さんに行って、良いショップさんに行って、良い家族に巡り合える事は運なんだと思います。

現地のブリーダーから出荷される時に、どの箱に入るかで鳥達の運命も決まるのでしょうね。

もしかしたら亡くなったタイハクオウムは、家のNewタイハクの兄弟だったかもしれません。

あんな魚屋なんぞに行かなければ・・・もっと違った鳥生を送れた事でしょう。

何の知識も経験もない、全く他業種の魚屋が、ただでさえ育てるのが大変なインコやオウムなどの鳥を扱うな。

お前たちのせいで何の罪も無い鳥達が死んでるんだよ。

動物虐待レベルの話です。

そんな業者から生体を仕入れるショップ側も同罪ですがね。

結局あいつらがやっている事に加担しているようなものですから。

ああいう輩が鳥・小動物業界で幅を効かせているのだからお先真っ暗です。

 

私は私で自分の目指す鳥業界のあるべき姿にすべく、自分の時間を割いてでも実現しようと日々動物達にこき使われております。

この業界の未来が明るくなる事を願って!

 

今日の動画

https://www.instagram.com/p/CDLx-OUlIyv/

なんかすげぇ美味そうにパンを食べているハルクインコンゴウインコです。

 

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