約1カ月後の巣立ちを迎える鳥達を随時仕上げております。
今日はウロコインコ達の訓練をしておりました。
先に仕上がったホオミドリとワキコガネの後に産れたウロコ達です。
パイナップルのウロコインコ。
シナモンとパイナップの合いの子みたいな感じのウロコインコ。
シナモンのウロコインコ。
放鳥中は適当に飛んではいるのですが、ちゃんとした訓練はまだやっていませんでした。
動画
https://www.instagram.com/p/B91fjpglGGK/
こんな感じで呼んで、飛ばして、指定の場所に着地できるまで繰り返します。
ある程度できるようになれば場所を変えて、距離を伸ばしながら訓練をしていきます。
その間に噛み癖などの躾+αも行っております。
あまり長くやると嫌がってしまうので、正味5分程度で訓練は終了です。
後はお遊びタイムなので、撫でたり自由に飛ばしたり、甘えさせたりして遊んでおります。
度々聞かれるのですが、私の所ではご褒美おやつは与えておりません。
私達の言う通り、望む通りに行動する事は、鳥達の意思で行っている事です。
ちゃんとできればたくさん褒めてあげて、失敗しても次はちゃんとできるように教えて、失敗しても努力に対してはしっかり褒めてあげます。
頭の良い鳥は私達が何をした時に一番喜んでくれるのかを理解してくれます。
初めは親と子の関係です。
子が親に甘えるのは当然の事です。
まだ餌を貰ってパタパタしている内は、単に親に甘えているだけで馴れている訳ではありません。
次第に飛べるようになり自立してくれば、子は自然と巣立ちを迎えます。
自立した鳥に対して次は何をしなければならないのか・・
今度は鳥にとって頼りになる相手に人はならなければなりません。
自立して間もない鳥達は親代わりである人に頼ってきます。
その時に親代わりである人は、どのように生きていくかを教えてあげなければなりません。
鳥同士であれば鳥の世界でいきる術を教えるのだと思います。
人の場合は、人と鳥の関係を教える事になると思います。
それが俗に言う「手乗り」というものに当てはまるだと思います。
そして鳥は成熟を迎えます。
その時に大切なのは信頼関係です。
人もそうですが、子供と大人では考え方も行動も大違いです。
それは鳥にも当てはまります。
大人になった鳥は悪い言い方をすれば我儘です。
甘えたい時は甘えたい、一人の時は一人が良い、行動にはっきりとした区切りができてきます。
それに今度は飼い主が鳥の伴侶になる事もあります。
鳥が飼い主に対して求愛行動をする事は度々あると思います。
成熟を迎えた鳥と接するのは、お互いにちゃんとした距離感を保ち、信頼に足りる関係性を築く事、そして鳥の意思もちゃんと尊重してあげなければいけないと思っておいります。
人で言うと大人同士の付き合いみたいな感じですかね。
そういった付き合いが必要ないのは・・・タイハクくらいですかね・・・
知能指数の高い鳥になればなるほど、この関係性は重要になってきます。
ヨウムなどは特に知能が高いので、成熟するまでの間でちゃんとした関係性が築けず、我儘で荒くれた鳥になってしまう傾向があると思います。
馴らし難いと言われている鳥は知能が非常に高く神経質な為です。
神経質というのはイコール、非常に周りの状況などを観察します。
人の言動や行動を常に観察されていると思ってもらってよいと思います。
その中で信頼に足らなければ馴れない、信頼に足りれば馴れると言った感じです。
と、家の連中と長年過ごしてきて感じた事です。
販売する為の鳥は精々飛べるようになって自立する頃までです。
その後の事はお店さんや買われた方が続けて面倒を見てくれるないといけません。
私達は長く生きる鳥の生のほんの一握りだけ、しかしその一握りの期間に「人=親」「人=友」「人=仲間」「人=最愛」を教えております。
手元から離れてしまえばその後どうのように過ごしているのか分かりません。
たまに報告が来る情報で、「随分楽しそうにしているなぁ」と思いながら、心を和ませ、また安堵しております。
最後に、たまに見かける挿し餌で釣って飛ばしてケラケラ笑っている動画を目にしたりします。
ちょっと飲ませては戻して、また釣って飛ばしてケラケラしてる・・・
あれは最低ですね・・虐待レベルの話です。
逆の立場になって考えれば直ぐに分かると思います。
食べたくて親の後についてくる事など、雛にとっては当たり前の行動です。
食べたい餌もほとんどもらえず、また遠くに置かれて飛ばさせて・・1回や2回じゃありません・・・何度もです・・・見ていて腹が立つ以外の何物でもありません。
ああいうのは本当に止めて頂きたいものですね・・・
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